SquarespaceからXserverにドメイン移管手順。主にBloggerユーザー対象とした情報
- Bloggerのブログサイトで使ってるSquarespaceの独自ドメインをXserverに移管したい
- Squarespaceのドメインのみ移管する注意点、方法を事細かく知りたい
このようなお困りを解決する記事内容となっています。
こんにちはウミョラサです(X→umyorasa)
最近ブログ独自ドメインをSquarespaceからXserverに移管しました。理由としては元々Google Domainsで運用していたのですが去年急にSquarespaceに買収されたというニュースが世間を賑わし話題になったのは記憶に新しいかと思います。
そう単純な理由としてGoogle傘下じゃなくなったから。
じゃあ何故Google傘下じゃなくなっただけでドメイン会社を変更したのか?
つきつめ理由としては移管先の脆弱性によってハイジャックされセキリュティに不安を感じた為
2023年6月買収が発表され8月にこのようなメールが
最初は値段も変わらないのであれば移管がめんどくさいので「Squarespaceでいいやー」と前向きではありませんでした。
しかし初回更新後の次回更新で倍の値段に値上げする情報もでていました。
この情報も怖く乗り換えたい気持ちはあったのですがDNSSECがデフォルト機能として搭載されてるのはGoogle DomainsとSquarespaceのメリットなんですよ。
国内ドメイン会社の普及率は3割程、大手でもお名前ドットコムだけが調べた感じありました。
DNSSECは簡単に言えばサイバー攻撃対策としてドメインセキュリティの効果を発揮、世界的に普及していてリスク管理にはあった方がいい機能なんですが日本では何故か遅れを取っています。
2024/6 に移管されたとのメール通知と同時に移管先からも
これで特に何もやる事なくレジストラーに引き継がれた事になります。
そこで先ほどのニュースが発表され移管先に不安を感じた為ドメイン移行の決意が固まります。
結論としてXserver Domainが調べた感じ1番維持費が安く(年1428円)、Whoisが無料、国内大手ということもあり決定しました(デメリットを強いて言えば若干高くなったことと、DNSSEC無し)。
しかし調べるとBloggerでのSquarespace→Xserver Domainの情報が出てきません。
そこで今回の体験を元にこの記事が僕のようなBloggerユーザーが「Squarespace→Xserver Domain に乗り換えたい」という人に向け少しでも役に立てたらという思いで書き上げました。
ただ単に移管の情報だけでも参考になるかとは思います。
では早速移管作業の手順を見ていきましょう
٩( ᐛ )و
Squarespace→Xserverの移管手順
Squarespaceからドメイン移管申請を開始します。開始できる前提条件で特に注意すべき点が
Squarespaceでの移管作業
②3つトグルがある箇所の「ドメインロック」という部分をオフにします。これをオフにしないとロックかかった状態で移管作業が進み移管先に情報が渡りません。
③ここで僕が怠っていたマジで注意ポイントがこのDNSSECの解除。これGoogleドメインデフォルト機能なんですがSquarespaceにも自動で備わってるので必ず解除しましょう。
「DNS」→「DNSSEC」ここのトグルをオフにし「確認」、そうするとDNSSECが削除されます。
パリ五輪開催してんだよなぁ。今週Squarespace→xserverドメイン24日移管完了後ブログ表示されなくなる失態をまねき試行錯誤して25に治る。検索パフォは順調に上昇から一転落ち26から少し回復したものの果たして今後どう影響するか。ブログ更新Blogger有料テーマMagOneに変更!https://t.co/jJCtBTT4nc
— ウミョラサ (@umyorasa) July 28, 2024
④またこれも恐らく先にやっておいた方がいいのがネームサーバーの登録。これも怠ってしまったがためにブログが表示されなくなる後述のミスを招いてしまいました。なので皆さんはしっかり記入し予防しといてください。
DNS→ドメインネームサーバー→ネームサーバー登録→ホストレコード追加→レコード作成のホスト名とIPアドレスを記入したら保存。このアドレスとホスト名は後述しますのでそのまま打ち込んでください。多分Xserverドメインのアドレスだけでも大丈夫だと思います。
⑤移管コードをリクエスト→認証コードをリクエスト→「移管コードが送信されました」の通知が来るのでロックを解除
するとSquarespaceからメールで「ドメイン名の移管」というメールが届きます。
Xserverでの移管作業
⑤認証番号が書いてあるメールが届くのでここからXserverでの作業。Xserverのマニュアルはこちら
Xserverが未登録の方はこちらから登録してください
ドメイン移管申請より移管したいドメインを入力します。次に認証コードを入力
下にスクロールするとチェックマーク箇所がありますが僕は「利用しない」にし「移管手続きに進む」。お支払い情報→規約の同意から「同意する」にレ点後「申し込む」。
申し込み完了するとIDが表示されますので大切に保管してください。
Xserverアカウントから登録ドメインをクリックすると申請中になってることをご確認ください。
その1週間後「ドメイン移管のリクエスト完了」というメールと同時にXserverからもドメイン移管完了メールが届きます(思ったより、な、長い….)
ここまでくるとSquarespaceのダッシュボードにはサードパーティードメインと表示されDNS設定やDNSSECの解除を忘れていると変更できなくなって詰むのでご注意を。もう必要ないので「ドメインの接続を解除」しても問題ありません。
ネームサーバー設定、DNS設定
⑥もし前もって変更し忘れてたらXserver側からネームサーバーの設定を変更していく作業。
「サービス管理」から「Xserverドメイン」→ ドメイン右の3点ボタンからネームサーバー設定、「設定を変更する」
それとホスト名と追加のIPアドレスを同じくドメイン右の3点ボタンから「DNSレコード設定」に入力していきます。
て、あ、あれ…
そう先ほどロックを解除し忘れると詰むと説明したのがこれ。ブログサイトも移管後接続できなくなりました。
一応Xserverに解除以来のメールをすれば解除してくれます。僕の場合翌日解除してくれましたが一日中サイト閉鎖状態…多分サイトパフォーマンスが低下しました
DNSSECはSquarespaceからじゃなくXserverサポートにメールして技術担当者に解除してもらうほか手の施しようがありません。解除し忘れるとサーバーに繋がらない状態で順位低下やトラフィックの減少、最悪サーバーエラーの長期化はSEOに影響します。そうならないよう前もって解除しましょう
カスタムドメイン追加
気を取り直してDNSレコード設定を進めてまいります。Xserverドメインだけじゃ多分サイトが表示されていなかったと思いますが、これは外部サーバー(BloggerはGoogleサーバー使用)を使用していたことが原因。
WordpressでXserverに丸ごと移行していればXserverレンタルのドメインのままいじる必要はございません。
ここではCNAMEというBloggerのカスタムドメインとセキュリティCNAMEを入れる必要があり、その確認方法は
- Google Search Consoleを開く
- プロパティ検索
- ドメインを選択
- 下にスクロール「設定」をクリック
- ユーザーと権限
- 自分の垢に記載されてるメールアドレスの横の3点ドットをクリック
- 所有権の確認詳細
- CNAMEと宛先が表示
{名前:WWW、宛先:ghs.google.com}と{名前:WWW、 宛先: ○○.dv.googlehosted.com}
をコピペし先ほどのDNSレコード設定から以下の見本通り入力。
サブドメインなしのURLからありのURLにリダイレクトする
それとこれはやってもやらなくてもどっちでもいいIPアドレスの追加がありまして、と言うのもBlogger上の設定から「カスタムドメインにリダイレクトをする」のトグルをONにしていれば追加していなくても有効になっていたから。
- サイト A 216.239.32.21
- サイト A 216.239.34.21
- サイト A 216.239.36.21
- サイト A 216.239.38.21
この「Aレコード」4つを追加する事により例えばhttps://sample.com/へアクセスあった場合自動でhttps://www.sample.com/へリダイレクトしてくれますが追加してないとBloggerではwwwなどのサブドメイン付きURLにアクセスできない仕様になっています。しかしさっきも言った通り追加しなくてもトグルONで同様の効果がありました。
まあ一応やっておいて損はないので追加してもいいでしょう。最終的にDNSレコードはこんな感じになりました
全て追加したら「DNSレコード設定を追加する」。多分カスタムドメインだけ追加した状態でもブログサイトは数時間経つと表示されると思いますが遅くとも反映まで一日を要します。
僕の場合カスタムドメイン追加した瞬間に表示されました。
まとめ
こうしてGoogle Domainsは2014年のサービス開始以来9年ちょっとの時を得て終止符を打つ事になりました。
やはりGoogle Domainsのほうが同じGoogleサービスだけありすんなりとドメイン作成できました。通常はこんな難しんだなと実感。
ちなみにGoogle Domainsのほうが年1400円と若干安く(数多のドメイン会社の中で最安値じゃない?)、Googleworkspaceなどが使えるというのが強みでした。
Squarespaceに移り使えなくなって最初の説明と重複しますが、維持費は最初の年は据え置き、次回更新から値上がりしそうな気もします。
またXserverは僕の場合以前からWordpress運用用で登録しており既にアカウント開設はしていました。
そうゆう理由もあってXserverを選んだということもあります。
Googleって数々のサービスをすぐ手放してはいますがまさかドメインサービスをもう終了すると聞いて正直驚愕しましたね〜。
We’re excited to expand our global domains business through a definitive asset purchase agreement with Google to acquire the assets behind the Google Domains business. Read more here: https://t.co/xfTxOPWLxs pic.twitter.com/rCXOX2OMge
— Squarespace (@squarespace) June 15, 2023
Bloggerも近いうち終了する事になればいよいよサーバー丸ごと移転しWordpressの出番が本格的にやってくるかもしれません。
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